セキュリティは賃貸住宅に必要な設備

賃貸住宅は、隣室との交流がないうえ、居住者の入れ替わりが激しく、隣人がどんな人かわかりません。したがって、部外者が共有部分に侵入しても気付かないでしょう。空き巣やストーカーなどの犯罪者だけでなく、押し売りや勧誘なども可能なら排除したいものです。そこで、部外者が簡単には侵入できないようなセキュリティを備えることが必要です。特に、独り暮らしの女性などが安心して生活するためには、セキュリティが欠かせません。

近所に交番があったり、エントランスに守衛がいたりすれば理想的ですが、そんな賃貸物件は滅多にないでしょう。多くの賃貸住宅は、セキュリティ設備を充実させることにより、セキュリティの強化を図っています。

賃貸住宅のセキュリティ面で安心感を与える設備

まず、エントランスは、鍵を持たない部外者が居住者の承諾なく侵入できないようにオートロックを備え付けることが必要です。居住者に用がある来訪者は、インターホンのモニターで確認できるシステムが普及しています。エントランスに宅配ボックスを設置している賃貸住宅等では、防犯カメラもあると、安心感が増すでしょう。階段や廊下のライトアップも大切です。さらに、警備会社と提携し、各居室に動体センサーを設けて、異常があれば警備員が駆けつけるセキュリティシステムを採用する賃貸住宅もあります。

こうしたセキュリティ契約を結んでいる賃貸住宅には、警備会社の紋章を記したボードが外部から見えやすい場所に掲示されており、犯罪者に警戒感を抱かせる役割を果たしています。